News

《 2019.3.30 》

障害者手帳、4月からカード化解禁 厚労相「利便性が向上する」


《 根本厚労相 》

29日、厚生労働省が1つの省令を公布した。身体障害者手帳、あるいは精神障害者保健福祉手帳のカード化を4月1日から認めるものだ。

広告

根本匠厚労相が閣議後の会見でこの件を取り上げ、「障害者の利便性の向上につながる」と説明。「発行主体となる自治体は、カード化に向けた検討を積極的に行って欲しい」と対応を呼びかけた。
 
カード化は義務ではない。個々の自治体が、当事者のニーズなどを踏まえてどちらか選択できるようになる。本人や家族が希望すれば、紙製の手帳をこれまで通り使い続けていくことも可能だ。療育手帳は今もカード型にすることができるが、身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳は今回が初めて。
 
厚労省は既にカード型のイメージを公表している。素材はプラスチックを想定。クレジットカードやSuica、運転免許証などと同じ、一般的な財布に入るお馴染みのサイズだ。

《 カード型手帳イメージ 》

おもて面は顔写真付き。例えば身体障害者手帳をみると、本人の基本情報や障害名、障害程度等級、運賃割引の区分などが記載されている。うら面は備考欄。補装具費の支給状況などは書き込まない。
 
従来の手帳より耐久性に優れている、小さくて持ち運びやすくなる、といったメリットが見込まれている。根本厚労相は29日の会見で、「駅などの公共交通機関で提示しやすくなる」とも述べた。
 
マイナンバー制度の導入などにより、自治体が必要な情報を効率的に得られる環境が整いつつあることも背景の1つだ。実際にカード化するかどうかはあくまで本人・家族の希望次第。厚労省は先月の社会保障審議会・障害者部会で、新年度から導入を可能とする案を示し了承を得ていた。