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《 2019.2.18 》

休憩取れてる? 介護施設の夜勤、大半が16時間以上の長時間 多くが「ワンオペ」


日本医療労働組合連合会(日本医労連)が15日、介護施設の夜勤の実態を調べた最新の調査レポートを公表した。心身への負担が非常に大きい長時間の労働を引き受け、人手不足の現場を支えている介護職員が数多くいる − 。そうした実態が改めて報告されている。

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調査は特養や老健、グループホーム、小多機などが対象。昨年6月に実施し、132施設、3646人から有効な回答を得たという。
 
それによると、夜勤が長時間となる2交替制のシフトをとっている施設は全体の85.5%。このうち、1回の夜勤が16時間以上に及ぶところが81.1%にのぼっていた。2交替制の夜勤を担う職員のうち、36.4%は月4回以上をこなしている。
 
夜勤手当の金額は雇用形態や職種によって異なるのが実情だ。支給方法も施設によって様々で、日本医労連は調査結果を“参考値”として紹介している。介護職員の平均額は正規職員で5747円、非正規職員で7296円。最高額が2万1000円、最低額が1983円だったとし、その幅が非常に大きいことも指摘している。
 
夜勤の体制をみると、小多機や看多機では全ての施設が「ワンオペ」。ユニットやフロアなど職場単位では、全てのグループホーム、5割超の特養が1人夜勤だった。夜勤明け翌日の勤務もある、と答えたところは全体の37.8%となっている。

《 会見する日本医労連 15日 》

「仮眠はおろか休憩にすら入れないケースも少なくない」。日本医労連はそう問題を提起。「長時間労働でかつ休憩も取れないような夜勤は、一刻も早く解消しなければいけない」と訴えた。加えて、「長時間の過酷な夜勤は健康リスクが伴い、利用者の安全リスクも生じてしまう」と改めて指摘。「長いこと改善の傾向がみられない」として、国に再考を呼びかけている。